蛇口の取り付け方 [キッチン 壁付けツーハンドル混合栓]
どうも。水道屋のsinです。
今回は、キッチンによく使う[壁付けツーハンドル混合栓]の取り付け方を紹介します。
この蛇口は洗濯機などによく使われる単水栓よりも少し手間がかかります。なにせ、壁から取り出すネジ部分が2ヶ所あるし、長さや角度も合わせる必要があるからです。
なので、今回は写真をたくさん撮って分かりやすくしてみました。
コツさえ分かれば、主婦の方でも簡単に取り付けられますよ!
用意する道具・材料
- モンキーレンチ
- ザルボ用六角レンチ〔12ミリ〕
- シールテープ
- カッターナイフ
- メジャー(スケール)
- プラスドライバー
①壁の中のネジの長さをそろえる
●カベ仕込みの水、お湯のネジ(呼び径13)の長さをそろえます。
メジャーをあてて、ネジの口元から壁の面までの寸法をはかります。
●今回は20mmの砲金ザルボを使います。
●シールテープを6~7周巻きます。
●ザルボ用六角レンチとモンキーレンチを使い、水と湯のねじ部分にザルボをねじこみます。この時も右回しで締めます。(写真の見栄えばかり気にしてたので、モンキーレンチの向きが逆です。(泣)
②部材の確認をする
③クランクを取り付ける
●クランクのネジの先端から3山ほど、カッターナイフでキズをつける。3ヶ所程度で十分です。こうすることで、シールテープが滑って水が漏れてしまう事を防ぎます。
●シールテープを時計回りに軽く引っ張りながら6〜7周巻きます。
●シールテープを巻きすぎると、ダマになって滑りやすくなります。失敗するとこんな感じです。
●「やけどのおそれあり」が書いてあるほうが、お湯です。
●クランクは時計回り(右まわし)で、およそ6回くらい回転させます。
ポイントは、向かって左側(湯)は12時の位置、右側(水)は9時の位置で止めます。
④位置の確認
●水栓のネジ部分の芯と芯の寸法を測ります。今回の水栓は120ミリでした。
●クランクの位置を120ミリに合わせます。
●水、湯のクランクの壁からの離れ寸法を測ります。今回は48ミリで合わせました。
⑤水栓本体の取り付け
●水栓本体とクランクの間にパッキンを入れます。この時、パッキンの表面にゴミなど付いてないかの確認をして下さい。
●クランクの袋ナットをモンキーレンチで締めます。
●水栓本体が壁から平行になっているかを確認します。
⑥吐水口の取り付け
●パッキンの向きに注意して、袋ナットをモンキーレンチで締めます。あまり強く締めると動きが固くなりますので、調整しましょう。
⑦微調整をする
●真正面から見て水平になっているかを確認します。傾いているなら、クランクの袋ナットを少し緩めて調整しましょう。
l
⑧水漏れの確認
水道元栓を開いて通水します。水漏れが無ければ終了です。お疲れ様でした。
まとめ
今回は、壁付けツーハンドル混合栓の取り付け方法を書きました。一般的に水栓の取り替えだけならば、取り付け手順の〔①壁の中のネジの長さを揃える〕は必要ありません。
水栓取り付けは難しく思えるかもしれませんが、順を追ってやれば誰でも出来ます。レッツトライ❗️
今回の記事がお役に立てれば幸いです。また、読者登録してもらえたら嬉しいです。最後まで読んでいただき、ありがとうございます。